つぶやき保管庫

気まぐれに書きに来ます。

くせ字

くせ字の味は人柄の味
   18歳から500人以上収集、まねて理解深める 井原奈津子

手書きの文字には、その人のクセが表れる。トメ、ハネが個性的だとか、平仮名が独特の丸みを帯びているとか。そんな「くせ字」を21年前、18歳の時からコツコツと集め続けている。「これだ!」と感じた人に紙に書いてもらうなどして、今までに500人以上の文字を収集してきた。…(略

今朝の日経新聞の文化欄から。

昨夜見たバラエティー番組 テレビ朝日|中居正広の怪しい噂の集まる図書館 で、タレントさんたちに「謹んでお礼申し上げます」という11文字ををボールペンで所定時間内に書かせて、書道家の方に1文字ずつ10点満点で採点してもらうという企画をやってまして。

それ見てて、2本の横線の上下どちらを長く書くとか、止め・はねとか、正しい書き方ってのはあるんだけど、書いた文字を他人がスムーズに読むことができるのなら、教科書のお手本のような「美しい字」なんてあんまり意味がないんじゃないかなーと思ったのです。

私の場合は、小学校時代に書道教室に通って毛筆・ペン字を習い、そこそこの字は書けるようになりました。
学生時代は、他人に唯一褒められるのが字だったので、丁寧に綺麗に書くことに力を入れ、「教科書みたいな字」とか言われてたものです。
でも社会人になった今、事務的な書面とか、年配の人に書く手紙とかならいいんですけど、なんというか非常に無個性。
小・中学校時代は丸文字が流行って、女の子たちが一様におんなじ字体を書くのを、内心小馬鹿にして見てたものですが、無個性さ具合では今の私も引けをとらないんじゃないかと。


ボールペンには向いてる字だけど、万年筆は使えない。
万年筆って、やはり味のある字でないと引き立たない気がするんですよねー。コンプレックスです。


同じように書道教室に通った妹は、味のある字を書きます。
道教室で、妹は個性と勢いがあると評価され、私は学校から出展した書道会でしか賞をもらったことがありません。
要するに、書道家からしたら「整ってはいるけど面白みのない字」なんですよね。
こんな私の字でも、他人から見たら、何かしらのくせとか味わいがあったりするのかな…。



あ、ところで、上の話とは関係ないけど、
シャーペンの芯の角度の変化や、ペンの握り直しによって字の傾きや形が変わったり、
「4」の字の頂点がくっついたり離れたり一定しないのとかって普通ですか?